[#7] 0歳児と共に地球の裏側へ ~Travel to Colombia~

CoC代表 加藤功甫が夫婦で0歳児の愛娘を連れて、日本の裏側にあるコロンビアへ旅立ち、帰国するまでの奮闘記をお届けします!(※全部で9回にわたり更新予定です)

日本に向けチェックイン

夜間の娘はまずまずの優等生。行きのロサンゼルスの悪夢の夜に比べたらかなり休めた。妻も娘もまだ眠っている朝6時。ひとりホテルを抜け出し、ジョギングする。なぜか。そこに道があるからだ。

というわけではなく(ユーラシア大陸自転車横断の時も毎朝出発前に走っていたから旅の相方の田澤君あたりは、いやその通りでしょ!とツッコミそうだが)、コロンビアに行く前に泊まったホテルに忘れてきたバックを取りに行く必要があったから、走った。前回泊まったエリアまでは5km程度。なのにタクシーに乗ると片道2000円近くかかった。走っても30分くらいなんだから往復4000円節約せねば!と朝ジョグを決意。コロナ(と治安)でなかなかコロンビアでは運動できず身体がなまっていたが、2kmも走ると身体が軽くなる。空港の外縁をぐるっと半周し、El Segundoエリアに到着。朝のロサンゼルスを走るのは最高に気持ちよく、ルンルン気分でホテルへ。フロントのお姉さんは空港から走ってきたという日本人に仰天し、荷物をこちらに手渡してくれながら「朝食ビュッフェつまんでいっていいわよ」と言ってくれる。オレンジジュースを飲み干し、りんごとバナナをありがたく頂戴し帰路に着く。

走り始めてすぐ妻から電話がかかってきて「お腹すいたから朝食買ってきて欲しいな。温かいコーヒーも飲みたいな。あ、カフェオレでお願いね」とのオーダーを受ける。宿泊先のホテル付近にはこの時間に開いているお店はなさそうで、El Segundoエリアには複数オープンしているお店があったことを覚えていたので残り4kmの地点で朝食を購入。再び走り出す。。。コーヒーが邪魔で走れない。。。熱々のコーヒーが一歩踏み出すごとに手にかかる。1km頑張って早歩きをしてみるも、1km進むのに8分近く経っている。このままでは温かいコーヒーを妻に届けるミッションが達成できない!

そこで大通りをビュンビュン通っているバスに乗ることにした。横浜に最近導入されたベイサイドブルーのようなきれいなバスが目の前に停車し、強面のお兄さんがこちらを見ている。対してこちらはコーヒーと朝食に買ったどでかいトルティーヤのせいで両手がふさがっている。笑顔で乗車賃を払おうとすると「現金はダメだ。アプリで払え」と、QRコードが書かれたチラシを指さす。そんなこと初耳だし、両手がふさがってスマホ操作できない。乗客からの目線が痛い。そこをなんとか現金でお願いします。。。と伝えるも運転手のお兄さんは「じゃあ5ドル現金払えばのせたる」という。馬鹿な。1ドル25セントで乗れるとここに書いてあるじゃないか!そう伝えると、現金しかないなら5ドルだ。と譲らない。乗客からの目線はますます険しくなる。冷めたコーヒーを持っていくよりかはいいか。と渋々5ドルをポケットから出すと、強面のお兄さんの顔が急に崩れ「冗談だよ!ほんとに払うのか?!いいよ早く乗れ乗れ!」あーびっくりした。ありがとう。

乗車したロサンゼルスのバスは最新鋭に見えるが、降車のお知らせはバス内部に張り巡らされたヒモを引っ張って運転手に知らせるアナログ?式。でもこれで十分だなぁなどと考えているうちにあっという間にホテルに最寄りのバス停へ到着。強面お兄さんは豪快に笑い、クラクションを高々と鳴らしながら走り去っていった。ありがたやありがたや。おかげで朝食購入から20分後、無事ぬるいコーヒーを妻に届けることができた!

いよいよ日本まであと一回のフライトだ。空港でチェックインのためパスポートを出すと、係員から「陰性証明書を出して。日本政府指定のやつね」と言われる。最後まで粘って書いてもらってよかった・・・その後「誓約書はある?」「アプリは2種類ダウンロードしてある?」等々矢継ぎ早に質問され、それぞれ準備してあったものを見せる。娘の陰性証明に関しては全く触れられず、チェックインできた。よかった。

事前に調べた情報をまとめると、コロンビア→アメリカ→日本と帰る場合に必要なものは

①陰性証明書(政府指定のフォーマット)のプリントアウトしたもの。0歳児は多分いらない

②誓約書のプリントアウトしたもの

③アプリ2種類のインストール

④オンラインのアンケートへの回答とQRコードの発行

⑤日本到着後3日間の所定のホテルで待機、その後11日間自宅待機

だった。*最新の情報は厚生労働省のページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.html )を確認

☆次回 #8 ロサンゼルスから日本へ

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加藤 功甫

代表理事Connection of the Children
コロンビア人の妻と2歳の娘とともに、毎日ワクワクする世界に挑戦中。愛車はDe Rosaのクロモリ自転車と32歳になるRover mini。そろそろ世界各地で開催される300kmくらい走るレースに出場したいなぁと考えている。

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