
CoC代表 加藤功甫が夫婦で0歳児の愛娘を連れて、日本の裏側にあるコロンビアへ旅立ち、帰国するまでの奮闘記をお届けします!(※全部で9回にわたり更新予定です)
ロサンゼルス→日本(着陸まで)
チェックインでは「お席ですが、何列目がいいですか」と訊かれ思わず「列、ですか?」と訊き直してしまう。コロナで席がガラガラのため、1人一列使っても余るという。バシネットのつけられる席の一列と、その後ろの一列をありがたく抑える。
搭乗すると、シンガポール人のCAの方が「今回あなたたちを担当します。よろしくね。これ、娘さんにプレゼントどうぞ!」とこれまでにない高待遇を受ける。乗客は両手で数えるほどしか乗っておらず、「あなたたちを担当します」というのはあながち嘘ではなさそうだ。これは先が明るい。

定刻通り、14時20分にシンガポール航空11便は離陸。先程のCAの方が通路を通るたびに「何か困っていることはありませんか?」と尋ねてくる。本当にありがたい。離陸から1時間。機内食が運ばれてくる。日本時間に直すと現在の時刻は朝8時。出される食事を朝食として味わい、1時間後に娘を昼寝にいざなう。
バシネットは非常に便利だが、唯一シートベルトの着用サインが出た際に有無を言わさず娘をそこから下さなければならないのが欠点。今回は使える座席が余るほどあるので、座席にシートベルトをしたまま娘を寝かすことにした。親身なCAの方にそのまま寝かしつけていてもいいかと尋ねると、「確認を取りました。赤ちゃんを連れて旅をすることはものすごい挑戦だと私たちも知っています。なので可能な限り赤ちゃんとご両親が快適に空の旅をしていただけるよういつも思っているんです。前置きが長くなりましたが、今回はこのまま娘さんを寝かしつけていて大丈夫ですよ。何かあれば私たちもサポートしますから」とあまりの親切さに一瞬お礼を伝えるのが遅れてしまう。
機内の電気がついているときはブランケットをテープで止めてテントを作り、電気が消えているときは転落防止用に薄手のブランケットを張って使った。エンジン音と振動が娘の快適なお昼寝をサポートしてくれた。
いよいよ離陸体制に入る。そこでCAの方から「この書面はお持ちですか?」と見たことのない書類を渡される。「これ、政府のHPになかったんですが・・・」と伝えると、「はい、本当に直前に出たので実は私たちもよくわかっていないんですよ」とCAさん。家族で1枚なのか1人一枚かもわからず、念の為全員分の書類を記載した。

加藤 功甫

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