2023年、新年のご挨拶

CoCを応援していただいている皆さん。昨年は大変お世話になりました。2023年もCoCをよろしくお願いいたします!2023年は、団体のNPO法人化から10年目の年です。

思えば10年前、「世界を一本の糸でつなぐんだ!それが世界平和への一歩なんだ!」とスタートした僕たち。「出会った子どもたちに糸を結んで繋いでもらう。世界中を繋ごう!」以外、何も決まっていませんでした。

2013年11月の設立総会

その後、糸を繋ぐ中で出会う、これからの未来を担う子どもたちに、CoC設立のきっかけになったユーラシア大陸自転車横断の挑戦で僕たちが感じた

「広い世界を見て、やりたいことを見つけて挑戦すること」

「なんの隔たりもなくみんなとあったかいつながり作ること」

の大切さを伝え、実際に子どもたちがそれを実践できるような仕掛けを作ろう!と、教育事業や、国際交流事業を開発。小さな団体だからこそのフットワークと、ユーラシアの時からの日本中、世界中のあったかいつながりを頼りにしたさまざまな挑戦をしました。

この10年を振り返ると、本当にたくさんの挑戦をし、数えきれないほど失敗し、仲間と出会い、別れ、を繰り返してきました。何度も迷いました。でも、ピンチの時ほど、後でこれが大きな力になるんだ、と、仲間たちと歯を食いしばり、立ち止まることなく、一歩ずつですが、下を向かず、振り返らず、歩みを進めてきました。

2017年から実施している「式根島サマーキャンプ」では島内外の子どもたちが障がいのあるなしに関係なく4泊5日、全力で自分たちの挑戦にトライ!
障がいのあるなしに関係なくみんなが挑戦の一歩を踏み出せる企画「一歩踏み出そう!プロフェッショナルと自分の道を探せ!」はパラリンピックやオリンピック出場選手など超一流のコーチと、世界大会が開催されるような会場で、2021年から開催されている

そうして今、10年前には想像もしていなかったようなプロジェクトが動き、最高の仲間、そして皆さん、CoCの応援団と出会えました。ここまで背中を押してくださった全ての方に、心から感謝しています。

この一年もCoCは挑戦します。今まさに挑戦しているのは、「15歳少女の被占領地パレスチナ・スタディツアーから始まる、新しい平和教育への挑戦」プロジェクト。

これは、15歳の貴子さんが、パレスチナへと赴き、実際に自分の目で、戦争や平和の価値を捉えることからスタートします。帰国後、その経験を同世代の若者たちへ伝え、日本の若者全体で「平和の価値とはなんなのか?」「今、自分たちがやらなければいけないアクションはなんなのか?」を議論することで、今、本当にやらなければならない、戦争を過去のものとして教えるのではない、「世界を視野に入れた平和教育」の形を作ります。

すでに始まっている事前学習会で真剣にメモを取る貴子さんとCoC理事で、人道支援のエキスパートの津高

10年前、糸繋ぎで世界平和を!と豪語していた僕たち。それが10年の時を経て、本当の意味で、実現に向け一歩踏み出せるという感覚があります。そして、これまで理念として掲げてきた「全ての子どもがやりたい事を見つけ、それに挑戦できる社会」と「国籍や文化、障がいに関わらず誰もが温かい気持ちで繋がれる社会」を実現するということは、全ての子どもたちが暮らす場所が平和でなければ実現することは不可能だということにも気づきました。

想像してみてください、戦争禍で子どもたちは自分がやりたいことが実現できますか?誰かを傷つけている世界に温かい気持ちのつながりはできますか?

このプロジェクトを動かし始めてから、この10年の活動での繋がりや経験が、パズルのように組み合わさっていく感覚があります。まだまだ、実現に向けた障壁はたくさんありますが、プロジェクトがこの世界のためになることを信じ、仲間と共に全力で進んでいきたいと思います。応援団の皆さんも是非、一緒に大きなムーブメントを起こしましょう!

ボランティアやスタッフとして運営に関わるよ!という皆さんは、ぜひこちらから僕たちにご連絡ください!寄付という形で力になるよ!という皆さんは、現在進行中のクラウドファンディングサイトから応援よろしくお願いします!

2023年1月吉日
Connection of the Children代表理事
加藤功甫

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加藤 功甫

代表理事Connection of the Children
コロンビア人の妻と2歳の娘とともに、毎日ワクワクする世界に挑戦中。愛車はDe Rosaのクロモリ自転車と32歳になるRover mini。そろそろ世界各地で開催される300kmくらい走るレースに出場したいなぁと考えている。

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