[#3] 0歳児と共に地球の裏側へ ~Travel to Colombia~

CoC代表 加藤功甫が夫婦で0歳児の愛娘を連れて、日本の裏側にあるコロンビアへ旅立ち、帰国するまでの奮闘記をお届けします!(※全部で9回にわたり更新予定です)

ロサンゼルス→ボゴタ

チャレンジングな夜を乗り越え、ロサンゼルスの朝日が眩しい。コロンビアへのフライトは20時。それまでの間、宿泊したEl Segundoエリアを散策。近くのバーガー屋さんIn-N-Out Burgerのテラス席でアメリカを感じ、たまたま見つけたAutomobile Driving Museumで歴代のアメ車に試乗し、束の間これからの挑戦を忘れ楽しむ。

空港に向かうまでもう少し時間があったので、ホテルの隣にあった広場で娘の体力を燃焼させることにした。広々とした人工芝の上で娘は己の道をどこまでも突き進む。娘の向かった先には同い年の男の子とパパが。日本から来て、これからコロンビアに行くと言うとびっくりしつつも話が弾む。「普通だったら繋がらない人と人が、子どもをきっかけに繋がるってことを最近感じるよ。ほら、この出会いもそうだし、向こうにいるパパ友も、息子が同じサッカークラブに通わなきゃ出会わなかったし話もしなかっただろう」というパパ、ブライアンの言葉が印象的。「本当は空港まで送って行ってあげたいんだけど、この後別の息子を迎えに行かなきゃ行けないから。。。ごめん!」と笑顔で去っていくブライアン。なんていいやつなんだ。

17時半、広い広いLAXに到着。と、荷物を一つホテルに置いてきたことに気づく!しかし時すでに遅し。これからタクシーエリアにバスで向かってホテルへ行って帰ってくる時間はない。ホテルに電話し、帰路でピックアップする旨伝える。機内で使うはずだったジャケットと絵本とヘッドフォン。まぁ最小限の被害。

ロサンゼルスからコロンビアの首都ボゴタまではコロンビアの航空会社アビアンカでむかう。バシネットをお願いしていたのに、違う人がその席は座っちゃったから貸せない、とチェックインで言われる。これはやばい。嘆願するも想い届かず。。まぁきっとこの状況だし、席はガラガラだから空いている席に移動しようと話しながら搭乗すると列で空いている席はない。最後の頼みでCAの方に状況を説明すると、数分後「あそこ、真ん中の列を1列確保したから使っていいよ!」と神対応。どうやら空いていた席に勝手に誰かが座っていたのでどいてもらったようだ。ありがたや。

離陸してシートベルト着用サインが消える。時刻は21時。コロンビアではすでに23時。バシネットが使えないため、娘を腕の中で寝かしつけ、席と席の間を衣類が入ったバックで埋めて平にし、娘を寝かせシートベルトで固定する。その上に今回もテープと毛布で即席テントを作る。

コロンビア時間朝7時、飛行機は標高2600mにあるボゴタの空港へ着陸。コロナの為、普段だったら皆我先に!と席をたつが、今回は機長からのアナウンス毎に指定された席の人が立ち上がり、機外へと出ていく。順番を待つなか、通路の向こう側から初老のおばさんに声をかけられる。「私、アメリカで保育士をやっているんだけど、あなたたち、ほんとに見事なチームワークだったわね!0歳児をこんなふうに寝かしつけるなんてなかなかできないわ。Well done!」とおばさん。日本を出発してすでに78時間。心身ともにボロボロなところにおばさんの言葉が沁み渡る。

空港でレンタカーを借り、ホテルへ向かう。寝不足、疲労、運転席と道路が逆、とトリプルパンチを慎重に乗り越え午前10時、長旅が一旦終わる(最終目的地のお義母さんが住んでいるイバゲと言う街まではさらにここから車で5時間かかるが・・・)。時差ボケが悪化しない程度にアラームをかけ、家族3人泥のように眠る。

次回 #4 最終目的地、ボゴタへ

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加藤 功甫

代表理事Connection of the Children
コロンビア人の妻と2歳の娘とともに、毎日ワクワクする世界に挑戦中。愛車はDe Rosaのクロモリ自転車と32歳になるRover mini。そろそろ世界各地で開催される300kmくらい走るレースに出場したいなぁと考えている。

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