[#4] 0歳児と共に地球の裏側へ ~Travel to Colombia~

CoC代表 加藤功甫が夫婦で0歳児の愛娘を連れて、日本の裏側にあるコロンビアへ旅立ち、帰国するまでの奮闘記をお届けします!(※全部で9回にわたり更新予定です)

ボゴタ→イバゲ

2日ほどボゴタにて体を順応させた。高山の澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込む、と言いたいところだが、ボゴタの空気は決してきれいとは言えない。また、深刻な渋滞が至る所で発生している。そんな状況から、政府はPico y placaという車のナンバーによって朝と夕方の特定の時間、限定された車しか道路を走れない法律を作った。これが非常に厄介。ボゴタからイバゲに向かう日もこの規制に引っかからないよう調整する。(罰金が438000ペソ、日本円にして13000円もするので!)

車のナンバーの一番末尾の数字によって制限がかかる

ボゴタでの滞在場所からの景色はなんというか圧巻だった。車の墓場といえば適当なのか、使われなくなった車がびっしりと停められている。到着した時は夜だったので、広い駐車場だなぁと思っていたが日が登ってみて驚いた。発展する街の、高層ビルのすぐ横にこういう場所がある。そして夜になると夜な夜な使えるパーツを拝借しに盗人が場内を歩き回っているのが見える(警備員かと思っていたら、宿の方が「むしろその逆だよ」と苦笑いしながら教えてくれた)

コロンビア滞在3日目の朝は、ボゴタらしいどんよりとした空模様。雨は降っていない。気温は20度くらい。少し肌寒い、年中晩秋の気候のボゴタから今日は初夏の気候の街イバゲに向かう。距離的には210kmとそこまでの距離ではないが、標高2600mそこから3000m近い峠を超え、ボゴタよりも2000m標高の低いイバゲへの道は容易ではない。かつ、コロンビアのドライバーたちの運転は日本よりも緊張感あふれる(急な幅寄せ、あおり、ここに入るか!という狭い車間での割り込み等)。

出発して間もなく、道路が2年前と比べて格段に整備されていることに気づく。幅は広くなり、路面もきれいになっている箇所が多い(とはいえ、急に穴があいていたり、舗装がはげていたりするので油断はできない)。それもあって、これまで以上に皆飛ばしている。山間部で、一歩誤れば崖の下まで転落してしまうような道(速度制限は40km/H)でも、100km/H近くで駆け降りて行く。僕は妻と娘が大事なので、たとえあおられようとも、安全運転を心がける。標高が下がるごとに、気温が上昇し、周りの植生も変わってくるのが面白い。朝出発して遅めのランチを食べる頃には標高は1000mまで降りてきていたためヤシやバナナの木が目立ってきた。

道路に面した急斜面に建てられたレストランからは素晴らしい眺望。このレストランでのおすすめを、なぜかしかめっ面でこちらを凝視するお姉さんに恐る恐る尋ねると「おすすめ?ソブレバリーガさ!あんた赤ちゃん連れてどこ行くのさ?」といきなり人懐っこい笑顔を見せる。注文から10分ほどでお目当てのランチが運ばれてくる。ソブレバリーガ、日本語に訳すと「牛のお腹の周りのお肉」。マグロに例えるなら、トロや大トロの部分だろうか。日本ではあまり馴染みがない部位だなぁと思いながら口に運ぶと、これがめちゃくちゃ美味い。味付けはシンプルだが、肉からあふれる芳醇で香ばしい香りが口いっぱいに広がる。付け合わせのかぼちゃのサラダ(ポテトサラダみたいな食感)とも相性がいい。娘も美味しそうにバクバク食べた。

sobrebarriga(overbelly)

そこからさらに車を走らせ、休憩を挟みながら合計6時間、イバゲに到着する。街を歩く人たちがマスクをしている以外は、2年前に訪れた時とあまり大きな変化なく活気があるように見えた(その後街を歩くと、多くの路面店が閉店していることに気づく。コロナで家賃を払えなくなって退去したらしい)。

イバゲの街は三方を山に囲まれ、街の中は非常に激しいアップダウンがある(勾配が10%なんてざら。20%以上の坂道が普通に街中にある中をみんなマニュアル車をやすやす運転している)。中低層のビルもあるが、多くは簡易的な煉瓦造りの上にトタン屋根の家々が多い。

見覚えのある通りを横切り、見覚えのあるエンパナーダ(コロンビアのパイ)屋さんの角を曲がり、ついにこの旅の終着点である妻のお母さんの家に到着。

坂の上にあるアパートの7階から見える景色。0歳児をつれた地球半周の旅を無事半分達成した(なぜなら2週間後、今度は日本に向け地球を半周するから!)。

☆次回 #5 コロンビアの風景

The following two tabs change content below.
加藤 功甫

加藤 功甫

代表理事Connection of the Children
コロンビア人の妻と1歳の娘とともに、毎日ワクワクする世界に挑戦中。愛車はDe Rosaのクロモリ自転車とRover mini。早く世界各地で開催される300kmくらい走るレースに出場したいなぁと考えている。
加藤 功甫

最新記事 by 加藤 功甫 (全て見る)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

年間3000円/口からご寄付をいただいております

ご寄付はこちらから
error: Content is protected !!