2022年を振り返る

2022年も残りあとわずか。今年もConnection of the Childrenは、理念である「全ての子どもがやりたい事を見つけ、それに挑戦できる社会」と「国籍や文化、障がいに関わらず誰もが温かい気持ちで繋がれる社会」の実現に向け、様々な挑戦を続けてきました。今回はその中でも、CoC の選ぶ、この1年のCoC of the year Best 3を発表します!

 

一歩踏み出そう!プロフェッショナルと自分の道を探せ!

「障がいがあってもなくてもみんなが挑戦できる場を作ろう!」2021年、パラリンピック5大会連続出場中の猛者、木村潤平さん(一般社団法人Challenge Active Foundation 代表)との出会いからスタートした本プロジェクトは、同じくパラリンピアンで、障がいを持つ子どもたちの挑戦を長年サポートし続けている野島弘(一般社団法人ZEN 代表)さんも加わり、3団体で企画を開発してきました。

CoCはこれまで、「世界を広げること」「自ら決めた挑戦に挑戦すること」を、式根島サマーキャンプやアソビバなどの各プロジェクトで子どもたちに伝えてきました。でも、それは健常者の子どもたちで、木村さん、野島さんとの出会いによって、障がいのある子どもたちにも、同様の機会を届けることができるようになりました!

本企画は、横浜市健康福祉局の後援のもと、毎回、①超一流コーチと、②世界大会が開催されるような「行ってみたい!」と思える会場で、③初心者大歓迎、④参加無料!で開催することで、なかなか一歩踏み出せない子どもたちにも一歩踏み出してもらおう!という仕掛けがあります。

2022年は2回開催し、障がいあるなしに関係ない、本当に素敵な挑戦の空間が生まれました!開催の詳細はこちら

初回イベントの動画もぜひご覧ください!

今年度は、あと3回企画を予定しています。参加希望の方、ボランティア希望の方、大募集中です!ご希望の方は、問い合わせフォームよりご連絡ください♪

2月4日(土)・5日(日):スキー・チェアスキー@舞子スノーリゾート(新潟)
3月4日(土)バスケットボール・車イスバスケ@横浜国際プールメインアリーナ
3月11日(土)陸上@三ツ沢競技場

 

志友会DRIP式根キャンプ

Connection of the Children(CoC)代表の加藤が所属する経営者団体「志友会」が主催する、式根島チャレンジキャンプ。障がいのあるなし関係なく、式根島の豊かな自然と、温かな人たちのもとでキャンプを実施する中で自分の決めた挑戦にトライする3日間。CoCでは本キャンプの全体統括を行いました。

本キャンプでは、知的障害、自閉スペクトラム症などの障がいがある中学生、高校生と一緒に式根島へ。これもCoCにとっては全く新しい挑戦でした。台風直撃の予想で、一時は誰もが開催できないと思ったのですが、子どもたちの想い、そしてそれを信じるスタッフの願いが天に届き全ての予定していたアクティビティを実施することができました!キャンプの詳細はこちらから。

また、キャンプの動画もぜひご覧ください。参加者全員が、自分の決めた挑戦をクリアし、3日間で大きく成長した姿をぜひご覧ください。DRIP式根キャンプは、2023年も開催を予定しています。

 

 

 

15歳少女のパレスチナ・ツアーから始まる、新しい平和教育への挑戦

日本だけが平和であれば、それでいいの?」CoCの異文化理解イベントに何度も参加してくれていた、貴子さんから投げかけられたこの言葉に、CoCのメンバーは思わず唸りました。

このプロジェクトは、まず、何十年と紛争が続いているパレスチナに15歳の貴子さんが赴き、まっすぐな目と心で「戦争」や「平和の価値や意味」を捉えてきます。そして帰国後、現地のリアルを学校などで同世代の子どもたちへ届け、これまでの常識や価値観を見つめ直し、平和の価値をみんなで考える「新しい平和教育」の始まりなのです!

子どもたちが、「戦争や核の悲惨さを忘れず、二度と起こさない」という戦争は過去のものと捉える視点を世界に広げ、「自分たちだけが平和ではいけない」と、自分自身で考え、行動できる大人に成長してもらうことを目標とします。

これまでのCoCが行ってきた活動の軸になっていたのは「本物を体感すること」。そして、その中で「自分で決めたことに挑戦すること。」今回も、この貴子さんの疑問に応え、それを日本中の同世代の子どもたちにとどけるには、見聞きした情報ではない「リアルな体験」を軸にすることが必須である、と思い至りました。

既に始まっているツアーに向けた事前学習会の様子。「事前学習はこのプロジェクトにおいて最も重要な部分になる。パレスチナは良くも悪くも表面だけ見て帰ってくることができる場所。『戦争』『平和の価値や意味』についての学びを最大化するには背景情報が不可欠だ」と津高は断言する。

ですが、現在コロナ禍で出入国は混乱し、ウクライナ危機で燃料サーチャージ価格も高騰。15歳少女のスタディツアー夢を叶えるためのハードルは、いつになく高いものになっています。この壮大なプロジェクトの最初の一歩である、パレスチナ・ツアーを成功させるため、CoCは間も無くクラウドファンディングを開始します!

 

・・・しかし、15歳の少女をパレスチナに派遣する、というのはパッと見ると非常にリスクが高く、実は一度クラウドファンディングのサイトから申請を棄却されてしまいました。しかし、CoCとして本企画は絶対や成功させたい、と強く思っています。今回申請が通らなかったことは、裏を返せば、私たちが徹底的にリスクを排除していることを伝えられていないということ。

人道支援のエキスパートと看護師資格を持った大人の女性が帯同し、外務省の渡航安全情報でもレベル1(インドネシアやフィリピン等と同等レベル)のエリアのみへ安全な時間帯にいくことの徹底など、私たちが検討している安全管理措置を、明記する形で現在、再チャレンジ中です。

クラウドファンディング上にプロジェクトが立ち上がった際には、本プロジェクトの始まりや、具体的な企画内容が掲載されますので、ぜひご支援&拡散をお願いします!

一緒に、平和を作ろうとする子どもの数を増やし、平和とは程遠い世界の状況を解決する力を育てましょう

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