Connection of the Children(CoC)代表の加藤が所属する経営者団体「志友会」が主催する、式根島チャレンジキャンプ(ドリカムツアー2022)。障がいのあるなし関係なく、式根島の豊かな自然と、温かな人たちのもとでキャンプを実施する中で自分の決めた挑戦にトライする3日間。
2019年に企画が立ち上がったものの、コロナのためこれまで延期、延期を繰り返してきたこの企画。ようやく、ようやく開催することができました!
企画立案のきっかけは、同じく志友会のメンバーで、主に知的障がいや発達障がいを持つ子どもたちの学習支援、就労支援を行う株式会社ロクマル代表取締役社長の高倉さんから「障がいを持つ子どもたちって、障がいのない子どもたちに比べると新しいことに挑戦する機会ってすごく少ない。僕はいつも彼らにも挑戦する楽しさ、自分の持つ可能性に気づく場を与えたいと活動しているんだ!」という熱い想いが語られたことです。
志友会にはさまざまな業界で活躍するメンバーがいます。だから、志友会でも障がいをもつ子どもたちが挑戦し、世界を広げる活動ができないか?
そこで「CoCがいつもお世話になっている式根島で、キャンプをするのはどうだろう?」という提案をしたところ、「それはいい!」と全会一致。担当チームが発足し、準備が本格的にスタートしました!
CoCでも、知的障がいを持つ子どもたちとキャンプをするのは初めて。その世界のプロフェッショナルである高倉さんとロクマルのスタッフと「どうしたら彼らが思いっきり式根島で挑戦できるか?」真剣な議論が続きます。
同時に、これまでお世話になってきた式根島中学校の浅野校長、知的障がいを持つ人たちにこれまで何年も式根島でアクティビティを実施している大漁組の宮川さん(はーぼさん)にたくさんの助言、ご協力をいただきながら、企画をつめていきました。
キャンプまであと2日となった9月21日。全ての荷物をパッキングし、参加する5人の子どもたちとその保護者とのオリエンテーションも実施し、ようやくキャンプが始まるぞ!3年ぶりに式根島へいけるぞ!とワクワクしていた僕たちに、衝撃が走ります。
「キャンプ実施日程で、台風が直撃する可能性が高い」
コロナに加えて台風。誰もが諦めかけた時、キャンプリーダーの高倉さんから
「行けない可能性は高いけど、全てを含めて子どもたちに通常できない体験をしてもらおう!行けるところまで行ってみよう!」
というメッセージが届きました。みんな、奮い立ちました。
そして当日。子どもたちの想いが届き、船は奇跡的に出港し、予定通り式根島に到着!
式根島に到着したときの子どもたちの笑顔に、メンバー一同「来れてよかった・・・」と胸を撫で下ろしました。
このキャンプでは、CoCの「サマーキャンプ」や「一歩踏み出そう!プロフェッショナルと自分の道を探せ!」と同様に、子どもたちに事前にやりたい挑戦を選んでもらい、子どもたちがやりたいことにとことん挑戦してもらうスタイルで実施しました。
・火おこしをしたい!
・海で3mもぐりたい!
・島の子ども達と仲良くなりたい!
・BBQをやりたい!
・釣りをしたい!
・自分で早起きする!
50個近く挑戦を書いてきてくれた子どもも!
上手くいってもいかなくてもチャレンジを繰り返しながら成長していく子どもたちの姿に、キャンプを支えるメンバー、式根島の協力者たちも心震えました。
ありがたいことに台風の影響はほとんどなく、予定していた全てのアクティビティを実施することができました。どうなるか全く見えない中、さまざまな事態を想定し、ありえないくらい柔軟に対応してくれた、浅野校長、はーぼさんには感謝してもしきれません・・・
全力で挑戦する3日間を終え、大きく成長した参加者たち。3日前に出港した竹芝桟橋にもどり、挑戦の成果を発表。キラキラの笑顔が、挑戦した証です。
志友会では、来年以降も式根島キャンプを実施予定です。一緒にキャンプを作り上げるメンバー、随時募集中です!
CoC
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