式根島サマーキャンプ2023 Day4 & Day5

式根島サマーキャンプ2023は、子どもたちが自分の決めた挑戦にトライするサマーキャンプ。

Day4は再びアウトドアアクティビティが再開!

午前中は島内を巡るサイクリングと、島の最高峰「神引山」への登山を実施。

サイクリングでは2日目に引き続き、プロロードレーサーの持留選手の全力の走りを目の前で目にしたトラベラー(参加者)。自分の目の前を自転車が時速60km以上で過ぎていく。その迫力はすごいものがありました。

起伏が激しい式根島。「一番きつい坂道をおりずに登れた!」と、満面の笑みを見せるトラベラーの姿も。

神引山には、車椅子に乗ったトラベラーも挑戦。「ジンリキ」というアタッチメントを車椅子に装着し全力で車輪を回すトラベラー。それを健常のトラベラー、クルー(スタッフ・ボランティア)が補佐し、みんなで力を合わせ、無事山頂まで全員で到達することができました。

新東京百景にも選ばれている神引山の美しい景色を目の前に、トラベラーたちは何を感じていたのでしょうか。

クルーが作った絶品「式根島ボロネーゼ」に舌鼓をうったあと・・・

午後はサイクリングに加え、島アートに挑戦するトラベラーも。自分たちで島を巡り集めてきた宝物を使って、世界に一つだけのフォトフレームを作りました。同じ島で、同じ条件で始めたアートは、どれもユニークで、素敵なものに仕上がりました。

「式根島で友達と撮った写真を入れるんだ!」とはにかむトラベラーも。

当初台風の影響で心配されたアクティビティですが、トラベラーの想いが天に届き、予定していたアクティビティはほぼ全て実施することができました。(それでも一部挑戦したい!というチャレンジにトライすることができない部分がありすみません)

17時30分。衝撃の島内放送が島全体に流れました。内容は「明日(私たちが帰る日)は全ての定期船が運休。その代わり、臨時便が8時30分に出る」とのこと。

私たちは総勢50名近い大所帯。本州へ帰る予定トラベラー、クルーは合計30名超。全員を船に乗せるため、大急ぎで港へ走りました。このキャンプで一番早く走りました。

離島の時間が早まったため、Day5にやる予定だった、閉会式はDay4の夜に実施しました。

4日間のキャンプの中で、自分が挑戦したこと、印象的だったことを発表するトラベラーたち。

なかには感極まって目に涙を浮かべるトラベラーも。それをみてもらい泣きするクルー。

「今日の一番印象に残ったことは閉会式で全員が発表出来たことです。みんなそれぞれこの旅で得たものがあったようでとても嬉しく、感動しました。旅で得たものが皆の日々の生活や大きな目標の達成に繋がることを祈っています」と前回はトラベラーとして参加し、今回はクルーとして参加した方からメッセージもいただきました。

全力で挑戦し続けたから、日常よりも不便な環境でどうやって快適性を築くか試行錯誤し続けたから、トラベラーの顔は初日のそれとは見間違うほど逞しく、そして輝いていました。

そして何より、トラベラー、クルー全員が、一つの大きな家族のように、違いを認め、存在を認め、一緒にいる姿が、印象的でした。

翌朝(Day5)、前日みんなで作ったサバイバルパンを名残惜しそうに(?)食べた後は、5日間お世話になった小学校を徹底的にお掃除。そしてお礼を伝え、港に向け急足で向かいました。

集合写真を撮った後はいよいよさよならの時間。

でも寂しくありません。だって、会いたくなったらいつだって会えるのだから。式根島にくればいい。本州に会いに行けばいい。だって私たちはもう全力で挑戦する仲間なのだから。

10時50分。臨時の式根島発竹芝行のジェットフォイルは竹芝港に着岸。5日ぶりに大好きな家族に会えたトラベラーの顔には安堵の色と同時に、いよいよ挑戦の旅が終わってしまうという一抹の寂しさを含む複雑な表情がありました。

4泊5日のチャレンジサマーキャンプ。4年ぶりの開催となった今年。新たな仲間との出会いに感謝。そして、支えてくださった島の皆さま、私たちを信じてお子様をお預けいただいた保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

また、会いましょう。CoCは全ての子どもたちの挑戦を全力で応援しています。

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