平和の種を蒔くために

3月11日〜18日でパレスチナに渡航し、紛争地のリアルを目一杯感じてきた貴子さん、随行者の津高、近藤さんと共に3月23日、30日、得てきたリアルを同世代の子どもたちに教育プログラムとして届けるための、帰国後初となるミーティングを実施!

1週間の行程でノート丸一冊、びっしりメモを取った貴子さん。さらに現地で3人が撮影した写真と動画は合計するとなんと1500以上!

「なにものにも変えられない、この生の情報を、どう平和教育プログラムへ落とし込むのか」

これがこれから始まるコネクションオブザチルドレン(ココ)の挑戦です。

ですがこれは簡単なことではありません。膨大な情報から何を取り出し、それをどういう切り口で同世代の子どもたちに伝え、彼らの中に化学反応を起こさせるか。

「パレスチナへ同世代の子供が行ったんだ、貴子さんってすごいね。」

「へー世界には大変な人たちもいるんだね。」

で終わらないように。子どもたちが世界で起きている争いを自分ごとと捉えられるように。そして、平和の価値や、戦争の終わらせ方を真剣に議論できるように。

2回のミーティングでは、まずツアー1日目(3月23日)、2日目(3月30日)の貴子さんの心の変化、感じたことを詳細にヒアリング。

貴子さんは自分がとったメモと、スクリーンに映し出される現地の様子を捉えた写真と動画をもとに、その時何を感じたのかを、ゆっくり時間をかけてアウトプットしていきました。

すこしずつ、すこしずつ、想いが溢れ始める貴子さん。

ココのメンバーはその言葉の背景までしっかりと受け取るため、気づけば、1日目のヒアリングは2時間が、2日目のヒアリングはなんと3時間が経過していました!

初回は貴子さんがどこで、紛争地に来たと実感が湧いたのか?から始まり、実は最初に嘆きの壁の前で銃を持った兵士と大勢出会っても全く怖くなかったこと(※それは貴子さんが銃の怖さをまだ現実で知らなかったから、実感がなかったから)や、実際にパレスチナ人がイスラエルから土地を奪われている現場では、イスラエルの国会議員が自ら入植する(※要約:パレスチナの土地にイスラエル人が一方的に入ってきて、パレスチナ人を追い出し、その場所に住み始める)ことに目が飛び出んばかりに驚き、呆れたこと等をその時貴子さんの感じたことと共に伺いました。

2日目は医療現場、巡回診療(※要約:医療チームが、パレスチナ内に出向いて市民の診療を行う)に同行、密着。まさに貴子さんの将来やりたいこと、夢を実際に目の前でやっているドクターたち。しかもたまたま女医さんに同行することができたため、貴子さんは前に倒れるのではないかと思うくらい、前のめりで、目の前で起きる全てを吸収しようとしていた様子を、貴子さんの視点、そして、時折随行者の津高、看護師である近藤さんの解説も併せて伺いました。

「私は、イスラエルが作った壁は、単に人の行き来ができなくするためのものだと思っていたけど、パレスチナ人の生活を全て閉ざしてしまっているんだってことに気づいたよ。だって、壁がなければ10分で大きな病院に行けるのに、壁があるからずっと遠くの病院にいかなきゃいけない。でもそこへ行く足もお金もない・・・」と貴子さん。

合計5時間ヒアリングするも、まだ行程2日が終わったところ。あと3日、どんな想いが貴子さんの口から溢れ出るのか。

全てのヒアリングが終了し次第、内容を整理し、これから始まる平和教育プログラムへの落とし込み、また、ワークショップに使えるワークシート付きの冊子の作成に入ります。プログラムと冊子は2023年7月の完成を目標としています。

貴子さんのリアルをもとにした平和教育プログラムをやってほしい!という学校、教育機関の皆様、企業や個人の皆様、ぜひご一報ください。少しでも多くの人にこのプログラムが届く=平和の種が蒔かれることが、平和な世界への第一歩になるのです。

また、本プロジェクトを横浜、神奈川、日本へと広げていくためには、一緒にプロジェクトを進めていく仲間と、遠征費はじめとしたお金が必要になってきます。

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一緒に平和な世界を作る種を蒔きましょう!

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