【ミライへのアソビバ③】本音で喋ろうよ!

日本は本音と建前の文化だと言われています。
本音と建前を使い分けられて一人前。

本音ばっかり言っているとうまく世の中は渡っていけないと教えられます。
日本では和とか同質性が求められ、
そこから外れることは言ってはいけない雰囲気が世の中にあるのは事実です。

ただ世の中全体としては、少しそこから変わろうとしている流れもあります。
例えば、LGBTに対する世の中の目線は数年前と大きく変わって来ているように、
多様性に理解が求められる社会になりつつありますよね。

でも、まだ本音をズバズバ言える人は少ない。

人に否定されたり、それによって変人扱いされたり、
自分の立場が辛くなったり、いろんな事が起こるからです。

でも、本音を言わないことが、
外国人とのコミュニケーションの障害になっているのは
よく言われています。

本音を出せないことが、自分に嘘をついていることに繋がり、
心の病気となる側面もあると思います。

ですから、みんなが本音で自分の意見を堂々と言え、
その多様性を受け止められる社会になったほうが良いと
私たちは考えています。

そのためには、まず周りの人の本音を、賛成であろうがなかろうが、
そういう考え方もあってもいいのだと認めてあげることが、
自分の本音の発言を理解してもらうことの第一歩だと思います。

そしてその実現には
本音で意見を戦わせる経験こそが唯一の方法だと思います。

子供の頃は、大人が聞くとはっとするような本音を話します。
子供は正直です。
人を傷つけるだけの本音は言わないほうが良いですが、
それ以外の本音を押さえつけず、子供同士で熱い議論をさせる。

みんなが社会的に良い子であれば、熱い議論にはなりません。
ちょっとは、ワガママだったり常識はずれだったりする本音をぶつけ合う。

それにより、相互理解や多様性の理解や自分の意見をきちんと言える
子供になるのだと思います。
違ってもお互いを理解し合い、認め合う得難い仲間が出来るのだと思います。
我々大人ではなかなか難しい世界かもしれません。
ですが、子どもたちの世代がそうなり、我々もそれを許容する社会になっていけば、
自分のやりたいことや夢を本音で語れ、挑戦できるようになっていきます。

そうしたことが、自分たちが縛られている常識を超える
新しい何かを切り拓く大きな力になるのだと信じています。

そういう環境を「ミライへのアソビバ」では提供したいと思っているのです。
今の社会感覚では、多少おかしいぐらいの意見も、
受け止めて、認めて伸ばしてあげたいと思っています。

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①子供たちに話をきいてもらうということ
②みんなが応援しあう環境を
③本音で喋ろうよ!
④子供の無限の可能性を信じていますか?
⑤失敗は宝物

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なかむ

中村典宏
東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻修了、保育士・認定ベビーシッター資格保有、元電通部長。 NPO法人Connection of the Children理事。今までにのべ世界50カ国を旅する。未来へのアソビバ 未来への遊び場 未来へのあそびば みらいへのあそびば みらいへのアソビバ ミライヘノアソビバ

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