【中止】式根島サマーキャンプ2022

Connection of the Childrenでは、今年の式根島サマーキャンプを中止する決断をいたしました。

この時期に、実施できない、という連絡をしなくてはならないこと、本当に残念です。本当ならば今週末からの式根島サマーキャンプにワクワクして準備をしているはずなのに。

中止の原因は、コロナの第7波です。今年こそはなんとしてでも開催したい!!そう思い、当初より今回引率いただく看護師さん、式根島の唯一の診療所と共に、様々な状況を検討して対策を考えてきました。

その結果、参加する子どもたちにマスクの着用等不便をかける部分はあるが、対応を徹底すれば、コロナ禍でも開催ができるだろう!という判断となり、ここまで準備を進めてきました。

しかし、7月19日。東京の島しょ部の保健師さんから最新の新島村(式根島)の状況を教えていただいた際、「普段のアクティビティ活動はご説明いただいた対策を徹底いただければ確かに開催ができるかも知れませんが、お風呂とトイレなどを集団で利用するとなると、仮に陽性者が出てしまった場合、感染症対策をしていたとしても、全員が濃厚接触者と判断されることが多いです。。。」というコメントを受けました。

全員が濃厚接触者ではないにしても、ある程度の人数が濃厚接触者となるとみこまれること、そうなった場合、濃厚接触者は自主隔離7日間、陽性者本人は10日間式根島に閉じ込められること。

その場合、通常の宿は泊まれないので、当初のキャンプ地である式根島中学校にお願いして、体育館の延長使用の可能性を探るしか方法がない。となると、扇風機のみの体育館では、夜はまだしも、日中は熱中症のリスクも上がること。

そして、全員7日後に船で帰京できる可能性も低いこと(社会人夏休み、お盆の時期と重なるため)を考えると、長期間式根島の空調のない部屋に閉じ込められる可能性が高いこと。

さらに、上記の事態が発生した場合は、親御さんにも式根島に来てもらい、隔離期間お子さんのケアをしていただく必要があること。

・・・これは、陽性者が出た最悪のケースで、そうならない可能性も高いです。でも、いざそうなった時のリスクが高すぎる、とスタッフ内で何度も検討した結果、「中止」の結論に至りました。

黙って発熱者を船に乗せる、ということもできるのですが、例えばそのために受診が遅れ、私たちを信じてお預けいただいた大切な子どもたちの命に関わる重大な状況になってしまっては、もともこもありません。

なぜ、ここまで来てコロナが再爆発なのか!!!本当に悔しいです。今年は下見も実施し、留学生も、スペイン、ベルギー、中国から参加。そして、障がいのある子どもたちも参加する形で、今まで以上にインターナショナルにインクルーシブに様々な挑戦が生まれるよう準備を重ねてきました。

何よりも、今年は式根島に行くぞ!!!と楽しみにしてくれていた子どもたちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

・・・でも、これに懲りず、Connection of the Childrenでは挑戦を続けていきます。はやく、何も心配せず、心の底から子どもたちと挑戦して、笑い合える日が来るのを心の底から祈って。みなさん、次の挑戦を期待していてください!

これからも私たちに、変わらぬ応援を、よろしくお願いいたします。

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