弥生台deセネガルDAY開催記念!レシピ本インタビュー

8月1日に弥生台にて行われた「弥生台deセネガルDay」。今回は世界の朝ごはんイベントでは初の外部での開催を記念し、世界の朝ごはんレシピ本の編集長・副編集長とCoC代表に行ったインタビューに、イベントの様子を交えながらお伝えします!

今回は相鉄いずみ野線 弥生台駅徒歩2分の所にある、TSUTAYA BOOKSTORE 弥生台店内にあるCafe&Bar Lottaさんにて行われました。イベントは1部と2部に分けて行われ、計45名のお客様にご参加頂きました。今回はゲストとしてセネガル生まれのシーディさんと、奥様のみゆきさんをお迎えしました。

Cafe&Bar Lotta入口。店頭にレシピ本も置かせていただきました。

最初はシーディさんの迫力のあるセネガル太鼓の演奏でスタート!テーブルにはセネガルでは有名な「バオバブの実ジュース」も運ばれ、一気にセネガルの雰囲気になりました!

素敵な雰囲気の中、シーディさんご夫妻と一緒にクイズを交えながらセネガルについてのトークショーを行いました。なんとセネガルでは日本と同じく相撲が有名なんだとか!お客さんも興味津々!驚かれている様子も見られました。

トークショー後にはシーディさんご夫妻によるセネガル太鼓の演奏を聞かせて頂き、ダンスも教えてくださり、和やかな雰囲気に!イベントの締めはセネガルの朝ごはんである「ンデキ」をLottaさん自慢の熟成肉で作って頂き、お客さんに味わって頂きました。

太鼓を演奏するシーディさんとみゆきさん

【世界の朝ごはんレシピ本 イベント開催記念インタビュー】

世界の朝ごはんレシピ本編集長 中野綾香 副編集長 浅沼貴子 CoC代表 加藤功甫 インタビュアー 芥生夏姫(CoCスタッフ)

芥生夏姫(以下:芥) 今回のセネガルDayは朝ご飯のイベントということで、どのようにしてこのイベントが決まったのかを教えていただけますか?

加藤功甫(以下:加) 今CoCで横浜駅西口のまちづくりに携わっているんですが、その関係で、相鉄の前任の担当者の前原さんという方と出会いました。今はご異動されて相鉄沿線の商業施設の対応をされているのですが、変わらずCoCを応援してくださっていて先日レシピ本が出来たことと、神奈川県の優良図書になったというお話をしたら、なんと購入して頂けてまして。すごい良い本だから、相鉄が運営している弥生台のTSUTAYAで出版記念パーティーを開くのはどうかとお話を頂いたんです。せっかくなので朝ごはんに関連した企画がしたい!ということで、セネガルDAYの企画が生まれました。

芥:CoCらしい繋がりですね!実際に外部でイベントを開催すると聞いて、お2人はどんな気持ちでしたか?

中野綾香(以下:中) まず TSUTAYA という名前が出てきたことにすごく驚きました。やっぱり有名なお店で、すぐにイメージできたので。そして書店においてもらえるということも嬉しいなと思いました。こんなに大きい話になると当時は思ってなかったんですよね。もう衝撃でした。この話を功甫さん(CoC代表)から聞いたときに、すごいリアクションを大きくとった気がします。えー!?って感じだったと思います(笑)家族にも話したんですけど、やっぱり驚いてました。本当にTSUTAYA?みたいな。

浅沼貴子(以下:浅) 2人とも別で報告を聞いたので、会ったときに「すごいことになったね…」って話しました。

芥:確かにすごい規模が大きかったので私も聞いて驚いたし、自分の本が並ぶってなんか夢みたいでいいよね。当日までにどんな準備をしたかを教えてください。

中:店頭にレシピ本が並ぶということでポップを作りました。私は工作とかあまり得意ではなくて、実は妹の力を借りて使りました。文章の配置とか、こういう色がいいとか要望を言って、妹が貼っていく、という製作の仕方でした。妹も快く手伝ってくれて。ただTSUTAYAに置かれるということをいまいちわかってなくて、写真送ったらこんなになってるの?!って彼女も驚いてましたけど(笑)

TSUTAYAの店頭に置いて頂いたレシピ本。手作りのポップから親しみを感じられる。

浅:私は当日話すことを考えてました。昔(レシピ本を作っていた当時)のことを思い出しながら一生懸命考えていました。もう本当にそれで頭がいっぱいでした…!

加:あと弥生台地区の2000戸にポスティングもしたよね。

中:しました!腕が筋肉痛になりました(笑) 暑かったし、重かったし…初めてのポスティングは大変でした。

加:間違って僕の担当エリアも配っちゃったしね。(笑)

中:そうなんですよ(笑)ちょっと地図に弱くて…向きが間違ってて!

加:ポスティングしようと思ったら、あれもう入ってるぞ?って!

中:でそこに私がいるっていう。(笑)

加:でも良かったですよ。ポスティングして、そこから来てくれた方もいたので。

芥:ハプニングもあったんですね(笑)実際どれぐらいのお客さんがポスティングで来てくれたんですか?

加:恐らく4分の1ぐらいです。実は1部だけのはずだったのが、すぐ埋まってしまい、急遽2部を開催する事になって、それでもほぼ満員でした。

イベント後にアンケートを実施。ポスティングの成果があったことが嬉しい。
アンケートに答えて下さった方の全員に満足・とても満足と回答して頂けた。

芥:当日実際にお客さんが来て、レシピ本に触れてくれた人と実際にお会いする機会もあったと思いますが、どんな気持ちでしたか?

中:レシピ本はどこで買えますか?と言ってくれるお客さんがいらして、今から買ってもらえるんだ!という嬉しさがありました。これから作ってみようと思いますという話もできて。実際にレシピ本として使われてるっていう実感がすごい湧いてきました。

浅:お客さんから、こういう(レシピ本を作るような)活動はどこで出来るんですか?と聞かれたりもしました。カサコの事を紹介すると、行ってみたいです!と言って頂けて嬉しかったです。

中:今までは結構ネット販売で直接お客さんに渡してなかったので、お会いできて嬉しかったですね。実際に使ってもらえてる実感がありました。前に本を買って下さっていた方からも、実際に作りましたという話を聞けて嬉しかったです。

芥:イベントで印象的だったエピソードがあれば教えてください。

浅:小学校の時にお世話になった先生がイベントを見に来てくれました。先生はいつも活動に興味を持ってくれていて、このイベントの話をしたら来てくれる事になって。とても嬉しかったです。

中:私の友達の妹が初めてイベントに来てくれて、感動してすごい刺激を受けたと言ってくれたんです。もちろんレシピ本の話もそうだし、実際に異文化と触れ合ってすごい刺激を受けた、楽しかったよって話してくれて。それがすごい自分にとって新鮮でした。身近な人が変わる瞬間を見れたのがすごい嬉しかったです。

浅:それから当日ンデキ(セネガルのサンドイッチ)やバオバブの実のジュースを見て、食べて、飲めたことも印象的でした。レシピ本で紹介されていたものが実際に手元に来て、具現化されたというか…レシピ本を作って2年後にはこんな事になるなんてと改めて思いました。

セネガルの朝ごはん ンデキ
バオバブの実ジュース

芥:ゲストとして来てくださったシーディさんご夫婦とのエピソードはありますか?

中:シーディさんご夫婦と行きの電車が偶然一緒で、駅についてから一緒にコンビニに行きました。集合時間は気にせず買い物をしてて!マイペースなんだなと思いました。そのあとコンビニに携帯を忘れた!と言って、持っていた大きなセネガルの太鼓を通路の真ん中にドーンと置いてちょっと取ってくるねと行ってしまったのも印象的でした(笑)奥さんももう慣れてるのか、じゃあ私達は先に行ってましょうかとお声を掛けて下さったんです。ゆっくりとした時間の流れが良かったですね。不思議と嫌じゃなかったんです。

浅:本当に優しく接してくれました。イベント後にはみんなで写真も撮りました!

加:シーディさんとみゆきさんは本当にいいコンビだよね。

左から中野綾香 浅沼貴子 シーディさん みゆきさん 

芥:レシピ本の話になりますが、作っている時のエピソードを教えてください。

中:全部のレシピを改めて作るのがすごい大変でした。まとめる作業とかは文章を書いたりとかそういう作業はなんとなく想像してたので心構えがあったんですけど、料理を作るのは大変でしたね。元々私は料理をする方ではないので、そんな人でも作れたっていう証明にもなったんですけど(笑)

浅:私はもともと料理が好きなので、料理を作るのは楽しかったなあ。

加:コロナ禍で大変で、なかなか集まらなかったから、3ヶ月くらいは作ってたよね。

中:そうでしたね。空いてる時間にカサコへ行って、2つぐらいのレシピを同時進行で作って、火担当、混ぜる担当、切る担当という風に分担しました。

加:各工程で写真撮らなきゃいけないのも大変だったんだよね。

中:ちなみに高校の同級生で写真部だった藤井花風(みちか)ちゃんが写真の調節をしてくれました。色み調節とかをしてくれたんです。編集メンバー紹介のところで載ってる私の写真も、花風ちゃんが撮ってくれたものです。陰で支えてくれる人がすごい多かったです。

浅:私は絵を描くのが好きで、レシピ本のイラストを担当しました。1つ30分くらい掛けてたかな。一番思い入れがあるのは表紙のイラストです!地球の周りにいろんな国を散りばめたくて。東京タワーや万里の長城、モスクも描いてみました。

表紙のイラスト

浅:レシピを聞きに行くだけでも世界が広がっている感じがして楽しかったです。タノジさんという方に聞いたネパールのレシピが載っているんですが、これは街を歩いてて偶然ネパールの食材屋さんを見つけて「これは聞くしかない」と思って入ったんです。それでもタノジさんは優しく教えてくれました。すごい印象に残っています。

芥:最後にレシピ本のおすすめポイントを教えてください!

中:料理のレシピだけではなく、色々な国の文化も学べるところです!レシピを通して感じた面白さや違和感を大切にしてほしいです。「予想よりおいしかった」「自分の口には合わなかった」といった経験など、小さな発見の積み重ねで自分の世界を少しずつ広げてもらえたら嬉しいです。

浅:この本は世界の事に興味がある人や料理好きの人などいろんな人に読んでもらいたいなと思っています。あと、出来たらレシピ本2冊目も作りたいと思っています!

編集チームの思いが詰まった「世界の朝ごはん」のレシピ本。たくさんの方に支えて頂き、お手に取って頂けて本当に嬉しく思います。そして今回イベントを開催するに当たって協力して下さった方々にもお礼申し上げます。まだレシピ本をご覧になっていない方は、ぜひお手に取ってみて下さい!

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