3日目も元気に、濃厚な1日を送ったと、随行者の一人、ナースの近藤さんから連絡を受けました。近藤さんからのメッセージをベースに3日目の報告を記載します。
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3月14日 パレスチナ3日目。雨。
日本では「生憎の雨ですが・・・」となりがちですが、パレスチナ人にとっては、雨はいい天気なんですって!
3日目の朝は、バスに乗り30分程でベツレヘムへ。
・・・と書けば簡単ですが、その道のりには壁があるため、壁までバス→検問を通り抜け→目的地まで徒歩や車移動。
「どこに行くにも壁がある」
パレスチナの現状です。
検問を通り抜け壁沿いに歩きながら壁画を見学。
壁画を塗りつぶして新たな絵が描かれるので、この壁画なのは今回のみ。次来たら塗り変わっているって事もあります。
3方壁に囲まれた家。イスラエルはパレスチナ人たちを追い出すために、水源止めたり、家からの視界を無くしたり、人々の行動を不便にしたりします。
パレスチナの土地を占領するためにイスラエルは相当のエネルギーをかけていることをまざまざと感じた場所でした。
「世界一眺めの悪いホテル」と称されるザ・ウォールド・オフ・ホテル はご存じでしょうか。バンクシーが出資して作られたアーティスティックなホテルで客室からの眺めは壁と言うホテル。
中はパレスチナ問題を分かりやすく伝える博物館やバンクシーやパレスチナアーティストの作品が見られるギャラリーがあります。ホテルに泊まらなくてもここは見ることができます。
ホテルではクラウドファンディングでご支援いただいた方への葉書を書き、パレスチナの幻の通貨の切手で投函しました!
その後は、キリスト生誕の地へ。キリストが生まれたと言う馬屋跡に造られた教会を見学。
沢山のキリスト教徒が訪れ祈る場所です。
そして、最後は難民キャンプ育ちのマナールさんのお宅訪問。マナールさんのご両親、お子さん4人にもてなしていただきました。
マナールさんは難民キャンプに住むに住む女性に刺繍で少しでも生計が立てられるよう支援している中心人物です。
貴子ちゃんがクラファンの支援者から預かって来た質問に答えていただきました。
“キャンプの中で育って来たのでその生活が普通だったが、キャンプを出た時に自分の生活の過酷さが分かった。”
“子どもたちにはそんな思いをさせたくない。今日ここで笑い合えた様に笑顔でいて欲しい”
たくさんお話をした中でも、上記の言葉が心に残りました。
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毎日新しいパレスチナのリアルを吸収している貴子さん。彼女はどのように捉え、帰国後私たちに伝えてくれるのでしょうか。
明日もお楽しみに!
CoC
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