2022年、新年あけましておめでとうございます。皆様にとって2021年はどんな年だったでしょうか。人と人とが気軽に会えない期間が2年続き、それこそがConnection of the Children(CoC)のこれまで主に活動してきた分野だけに、CoCにとって2021年は引き続き我慢の年でした。そんな中でも理念である「全ての子どもがやりたい事を見つけ、それに挑戦できる社会」と「国籍や文化に関わらず誰もが温かい気持ちで繋がれる社会」を実現に向け、新たな繋がりと挑戦が生まれた年でもありました。
世界を一本の糸でつなぐ平和の象徴「糸つなぎ」では、自由に旅ができず、新しい世界へとつながりを伸ばすことはできませんでしたが、これまでの繋がりを見える化したいと、横浜駅西口エリアの公開空地「niigoひろば」にて、 糸つなぎを世界でしてきた旅人をゲストに招き、ワクワクする世界とのつながりをリアルとオンラインでの同時放映企画 を試みました。
いつでも世界とつながり挑戦できる拠点「CASACO」では、COVID-19の影響で留学生は0、イベントもこれまでのような形で実施はできませんでしたが、感染症対策を実施の上、オンラインイベントとオンラインとリアルのハイブリットイベントの強化( たまには世界の話をしようよ ・ 世界の朝ごはん 等)を実施。どんな状況でも様々な世界を伝える術を身につけることができました。
カサコの活動から繋がった、横浜駅西口を「こども」と「外国人」にとって安心安全な街にするプロジェクトでは、今年は「子ども」との活動に特化。「 子どもが作る子どものための西口ガイドブック 」編集企画を立ち上げ、コロナで編集会議や取材が思うように進まない状況が続きましたが、一歩一歩着実に、18人の地元西口っ子小中学生編集員と共に、本当に子どもがおすすめする場所、情報が入ったガイドブック作りを進めました。(完成は2022年3月予定)
子どもたちの世界がワクワク広がる出張授業「タビノバ」は、小学校の放課後キッズでの年間を通じたプログラムは実施できませんでしたが、横浜市内の小学校で、 タビノバ特別番〜ブラジル編〜 ができたことは本当に嬉しく、お声かけいただいた先生に大感謝しています。
CoCの上記以外の主幹プロジェクト、子どもたちとまだ見ぬ世界へ挑戦!「タビターン」、挑戦する塾「知と挑戦の基地ミライへのアソビバ」の活動はギリギリまで開催を検討するも子どもたち、協力してくれる方々の安全を第一に考え、実施しませんでしたが、新しいつながりから生まれた新プロジェクトもあります。
まずは、子どもたちとワクワクする未来を描く「未来百景」。 2021年12月18日に横浜市内の小学校にて全校向けに実施 したことを皮切りに始動したこのプロジェクトは、子どもたち一人一人にこんな未来になったらいいな!という絵と文章を描いてもらうという至極シンプルなものです。ですが、描いておしまい、ではなく、そのワクワクする未来をどう実現するかをアソビバのように考え、色々な人の力をお借りし、実現に向け動き出すことまでを目標に進めています。今年は集まってきた未来百景のオンライン展覧会を開催できるよう計画していますので子どもたちの未来百景を楽しみにしていてください!
もう一つは『 一歩踏み出そう!プロフェッショナルと自分の道を探せ!』プロジェクト 。これは、今年ご縁を頂戴した、東京パラリンピック始め4回パラリンピックに出場しているトライアスリート木村さんとの出会いから生まれた企画で、障がいのあるなし関わらず、自分の枠から一歩飛び出し、挑戦をすることを応援するもの。今年の3月6日にトライアル企画、年度明けから活動を本格化させます!昨年開催できなかった知的障害を持つ子どもたちとの挑戦キャンプも今年は開催できるよう進めていますので、2022年はより一層「全ての子どもたち」という理念に近づくのではないかと本当にワクワクしています!
「不便さ」「不自由さ」があるからこそ生まれる「挑戦」「工夫」「感動」がある。これは自分自身、旅の経験で強く感じたことです。2022年はパンデミック状況下での不便さ、不自由さから生まれたCoCなりの挑戦と工夫をさらに膨らませ関わる方々と一緒に最高の感動体験を子どもたちに届けられればと考えています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年元旦
Connection of the Children代表理事
加藤功甫
加藤 功甫
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