糸つなぎ隊員おいなり旅レポート~世界一のディストピア「ウイグル」編~

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大好評糸つなぎ隊員おいなりの旅レポート。

前回のタイ編に続き、今回はウイグル編です!
中国のウイグルエリアからカザフスタンを目指したおいなり。ウイグルでの印象的なエピソードを紹介してくれます。

緊張感あふれる旅の様子にドキドキすること間違いなしですよ!!

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この旅中だけで4回目の入国になりました中国。

中国の上海から東南アジアを通りミャンマーまで自転車で走り、その後、再度中国に飛行機で移動しました。
着いた先は新疆ウイグル自治区(以下、新疆)の烏魯木斉(ウルムチ)という町です。
この旅中だけで4回目の入国になりました中国。
ここからカザフスタンへ目指しました。
新疆は中国の一番北西にあたる地域ですが、想像以上に都会です。
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到着後に自転車をチェックしたところ空輸時にホイールのスポークが折れていました。

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この旅で最初の自転車トラブルです。しかも、空輸時に自転車のフレームが少し曲がっていたためリアディレイラーもその後破損(T . T)
ウルムチで修理が出来るか不安でしたが地元の自転車屋で無事修理できホッとしました。
修理してくれたおじちゃんと記念撮影

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同じお店に修理しに来ていたウイグル人チャリダーとも仲良くなりました♫
新疆については先日、日本でも人権問題がニュースに取り上げられてましたね。
新疆は元々ウイグル人という民族が住んでいましたが中国に侵略され中国の一部となっています。
数年前にウルムチでウイグル人による暴動や爆破テロがあったためウイグル人に対する取り締まりがかなり厳しくなっています。
パスポートを没収されたり、携帯にFacebookやLineなどのアプリが入っていないか町を歩いているだけで無差別に警察からチェックされ、もし見つかるとその場でアプリを消されるだけでなく場合によっては罪に問われます。
また、去年の夏から町では100m毎に交番があり警官が監視の目を光らせています。
さらに道路のあちこちに監視カメラも設置されています。

また、携帯電話の通話も政府から盗聴されていて政府批判的なことを話すとすぐに警察に捕まるようです。
警察も同じウイグル人を多く採用しているのでもし暴動が起こったら同族で衝突することになるため、暴動を事前に抑止するために多く採用しているようです。(安定した職をあたえることで不満を持たせないようにする意図もあります)

外国人に対する取り締まりも厳しく、滞在中一緒にいたパキスタン系カナダ人は町を歩くと頻繁に警察からパスポートチェックを行われていました。
また外国人が宿泊できる宿も以前よりかなり少なくなっており、僕が行った際には安宿は1件のみになっていました。
そのため、安宿に行くと多くの旅人と出会う事ができます。僕が訪れた際にも多くの旅人が宿泊していました。
日本人チャリダーの逹平くん。
彼は仕事の休暇を利用して新疆を走りに来ていました。
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アメリカ人徒歩ダー。

ウルムチからカザフスタンまで歩いて向かいました。同じルートなので何処かで会えると思っていましたが結局会えずじまい。無事に旅を続けていることを願っています。

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韓国人バックパッカーのテヨンくん。
韓国語以外に日本語、英語、中国語を話すことができる彼に滞在中は色々助けてもらいました。
同じ宿に宿泊しているメンバーで夕食に行くこともありました。

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ウイグル人のお店に行くと大変歓迎され、オーダーしていない料理やメニューに載っていない料理までご馳走になりました♫
いよいよウルムチを出発するのですが、
新疆にある町は出入りする際には必ず検問があり、パスポートチェックや荷物チェックが行われます。
そこで僕はカッターナイフ、十徳ナイフを没取されました(つД`)ノ

たまに小さい町の入り口に行くと検問で「ここから先は行かせられない」と言われ、最終的に警察の車に自転車毎乗せられ町の出口側へ運ばれます。
(外国人が泊まれる宿がない町は基本的に入れてもらえないようでした。)
町を出たところでパスポートの自分の写真があるページを見開いた状態で警察に写真を撮られます。(完全に犯罪者みたい)

外国人が泊まれる宿でも警察に滞在登録を行いに行く必要があるらしく夜な夜なホテルのマネージャーと警察に行って手続きをしたりもしました。

そして、カザフスタンへ向かう途中から一般道が通れず高速道路を走ることになりました。
(他に道が無いから高速道路を走れと現地の警察から言われました。)
高速道路で休憩中
寝るときは高速道路の下です(笑)
高速道路を走れと警察に言われて走っていましたが、他の警察はそんなこと言われたなんて知らないので途中警察に止められましたε-(´∀`; )�

ただ、他に道が無いのは警察も知っているのかカザフスタンへ行きたいというとしょうがないなってことで許してもらえました^^;
高速道路の最後にはスイスのような良い景色がご褒美としてありました

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数日間、高速道路を走り続けてカザフスタンとの国境まで行きました(笑)
国境では個室に連れて行かれ荷物の一つ一つを説明し、携帯やカメラに入っている写真も一枚すつチェックされ中国以外で撮影した写真までチェックします。僕は容量の大きなSDカードを使っていたため1万枚以上あることを伝えるとチェックする担当者も一瞬固まっていました(笑)
結局カメラの電池が途中で無くなってしまいチェック終了。
荷物とカメラのチェックを無事クリアしてなんとかカザフスタンに入国を果たしました^^/
<新疆を走ってみて>
新疆は今では多くの取り締まりと監視を行っていることから世界一のディストピア(完全監視社会)と皮肉っぽく言われています。
ただ、実際に住んでいる人達(ウイグル人、漢族関係なく)はとても優しく接してくれ、昔、新疆が旅人のユートピアだと言われていた面影を少なからず感じることはできました。

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今回は途中から高速道路を走ることになりあまり多くのウイグル人と触れ合えなかったのが残念です。新疆は外国人の立ち入りを近々禁止するという噂が現地でもあり、そうなる前に再度この地に行きもっと多くの人と触れ合ってみたいと思いました。

 
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おいなりの次の目的地は、中央アジア。次回はキルギスのレポートをお届けします!!Safe trip!!!!

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